No.45 「ラウンジジャケット」
更新日:2019年12月9日

昔の大規模な社交場には、必ずラウンジが隣接されていた。
そこは、
ゆっくりくつろげるソファが置いてあり、
甘いカクテルや葉巻等が楽しめる空間である。
ラウンジの受付で、
自分が着ている長い着丈のフロックコートを預けてラウンジジャケットを受け取る。
ラウンジジャケットを着て、
ラウンジでくつろぐ。
ラウンジジャケットの着丈はお尻が隠れるくらいの長さであり、
現在のスーツの着丈と同じである。
時代が流れて社交場からサロンと言う形に変わり、
騎士階級や特権階級の人間が仲間で開催するサロンでは、
ラウンジのようにくつろぎながら交流する。
ラウンジジャケットから現在のジャケットの原型となるディナージャケットが開発されたのがこの時期である。
ディナージャケットは仏語では、スモーキングと言う。
ディナージャケットの歴史170年ほど前に始まった。
記事作成者:堀雄也
オーダースーツ店「Grateful(グレイトフル)」の代表。
大阪市内をはじめ、
関西エリアを中心に様々な場所で活動。
メンズオーダースーツ1着¥55,000〜
裏地・釦などのオプション料金は全て無料。
店舗への御来店・訪問販売どちらも対応。