No.43「フロントボタン」
更新日:2019年12月9日

ジャケットのフロントスタイルは、フロックコートと呼ばれる上衣の時は、首元から腰まで5つのボタンで作られていた。
フロックコートから着丈の短いラウンジコートになり、上2つのボタンはラペル(下衿)として折り返される事によりフラワーホールとして花を挿す穴がかりとして残った。
現在の
シングルブレストは2つ・3つボタン
ダブルブレストは4つ・6つボタン
が主流である。
最もクラシックスタイルに近いのはシングルブレストの3つボタンである。
またタキシードやディレクターズスーツは1つボタンが最もフォーマルである。
ボタンは飾りとして権威を表す象徴なので、ダブルブレストは装飾的な要素が強く、権威的な印象を与える。
TPOを踏まえて
着こなしを楽しんで頂きたい。
記事作成者:堀 雄也
オーダースーツ店「Grateful(グレイトフル)」の代表。
大阪市内をはじめ、
関西エリアを中心に様々な場所で活動。
メンズオーダースーツ1着¥55,000〜
裏地・釦などのオプション料金は全て無料。
店舗への御来店・訪問販売どちらも対応。