No.25 「シャツの胸ポケット」

最終更新: 2019年6月11日




クラシックなドレスシャツには胸ポケットがついていない。


ポケットがつくようになったのは、戦後の事である。


軍服の影響が大きい。


軍服はあちこちに物を入れる必要があったので、

そのスタイルが戦後のシャツに影響した。


戦前のスーツスタイルは、英国が考案した「ラウンジコート」の着こなしが基本であり、共布で作られた三つ揃いが絶対である。


ツーピースは、

戦後アメリカ人たちが暑いという理由でベスト無しのツーピースを愛用しはじめ、

ベストのポケットの代用としてシャツに胸ポケットをつけるようになったのも、理由のひとつである。


英国では、シャツは元々下着という認識である。


シャツ姿で人前に出る事はマナー違反とされてきた。


アメリカ人は服装に機能的側面を求めて、

英国人はそれに対して常に異議を唱える。


服装の歴史は常にこの構図である。


エレガントと機能は常に対極の考えであるという認識を持っておく必要がある。


エレガントなクラシックスタイルの基本的着こなしは不変である。




記事作成者:堀 雄也


オーダースーツ店「Grateful」の代表。


大阪市内をはじめ、

関西エリアを中心に様々な場所で活動。


メンズオーダースーツ1着¥55,000〜


裏地・釦などのオプション料金は全て無料。


店舗への御来店・訪問販売どちらも対応。

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